freeeのMCPを経理エージェントで操作できるようにしてみた
今回は、私たちが実践した「AIを活用した会計業務の自動化」について、その詳細と実用例をご紹介します。
「面倒な経理作業を少しでも効率化したい」とお考えの皆さんにとって、新たな可能性が見えてくるかもしれません。
どのようにAIエージェントを作り始めたのか?
私たちが最初に行ったのは、クラウドコードを使った連携設定です。
具体的には、freeeのMCP(モデルコンテキストプロトコル)に接続し、会計操作を自動化するためのエージェントを開発しました。
ポイントは以下の通りです。
- クラウドコードの接続と動作確認
- 必要なスキルのインストールと権限設定
- シナリオに沿った自動処理の設計
これらを通じて、「経理に関する一連の作業をAIがサポートできる状態」を整備していきました。
会計エージェントの設計と構築の流れ
実際に会計操作を行うエージェントを作るには、次のステップを踏みました。
1. サブエージェントのフォルダ作成
Claude上のフォルダに「経理エージェント用」のディレクトリを作り、その中にマークダウンファイル(.md)を用意します。
このファイルには、「何をさせたいのか」を明記します。
2. 作成方法のリサーチ
ClaudeCodeの公式ドキュメントやリファレンスを確認し、エージェントの設計や必要なスキルの入手方法を把握します。
これにより、実装時の迷いを減らし、効率的な作業が可能となります。
3. スキルの確認とインストール
会計操作に必要なスキルが正しくインストールされているかを検証し、不足していればコマンドラインからインストールを行います。
これには、ターミナルにコマンドを貼り付ける作業も含まれます。
4. 権限設定
会計情報は機密性の高いデータです。
参照専用や更新権限など、役割に応じた権限をしっかり設定し、セキュリティを確保します。
5. シナリオ作成とテスト
日々の経費登録や請求書処理など、実務を想定したシナリオを複数作成し、AIに動かしてみました。
これにより、エージェントの動作や精度を確認します。
実際に動かしてみた結果
作業を進める中で特に感心したのは、「領収書の画像を渡すだけで自動登録できる」仕組みです。
- 領収書画像をアップロードすると、OCR技術を使って文字を抽出
- その内容から自動的に科目や金額を判定し、会計システムに登録
この流れがスムーズに動作し、「手入力やコピペの手間がほぼ不要」になることを実感しました。
具体的にどんなことができたのか?
この実験を通じて、次のような業務の自動化が実現しました。
- 領収書の写真から経費登録
- 取引先や科目の自動取得・登録
- 取引内容の自動解析と仕訳登録
- シナリオに沿った定型処理の自動化(例:毎月の経費入力)
たとえば、「コーヒー代の領収書を写真に撮ってアップロードしたら、自動で経費に登録される」といった、実務に即した活用例も試みました。
学んだことと今後の展望
この取り組みから得た最大の教訓は、「AIエージェントは思った以上に柔軟である」という点です。
自然言語で操作や指示を出すだけで、複雑な処理も自動化できる可能性が見えてきました。
ただし、ポイントは以下の通りです。
- スキルと権限の設定は絶対に丁寧に
- シナリオとルールを事前に明確にしておく
- セキュリティや法規制にも配慮しながら進める
また、会計処理は法律や規制の変化も多いため、「最小限の機能に絞り込み、専門家と連携した運用」が望ましいと感じています。
まとめ:あなたもAIエージェントを試してみませんか?
- まずは「動作確認」から始めて、少しずつシナリオを拡張していくのが効果的
- 領収書の自動登録や取引内容の自動化は、確実に業務効率化につながる
- AIを使えば、小さな作業も自動化し、時間とコストを削減できる
もし、「自社の会計や経理を自動化したい」とお考えなら、今回のような取り組みを参考にしてみてはいかがでしょうか。
少しずつでも始めることで、未来の働き方に一歩近づくことができるはずです。
最後に
私たちテイルウインドは、生成AIとITを駆使し、中小企業のデジタル化を全力で支援しています。
「技術は手段。届けたいのは、皆さんの『できた』という笑顔」です。
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