AI時代の追い風ラジオ。30秒の紹介動画、AIにどこまで任せられる? ElevenLabs MCPの業務活用
30秒の動画、AIに頼める?
ミナト
「田中さん、来週発売する新商品の紹介動画、お願いできますか?」

ミナト
原稿を考えて、ナレーションを用意して、BGMを探して、画像を準備して、最後に動画へまとめる。
ミナト
広報担当者なら、珍しくない仕事です。

ミナト
ところが、商品の情報と写真をAIに渡して「30秒の紹介動画を作って」と頼んだら、初稿まで返ってくる。
ミナト
そんな制作方法が、かなり現実的になってきました。
チ
チナツ
初稿までですか?
チ
チナツ
ナレーションだけじゃなくて?
ミナト
はい。
ミナト
ただし今回大事なのは、「全部AIに丸投げできるか」ではありません。
ミナト
どこまでAIに任せて、どこから人が判断するのか。
ミナト
そこを考えてみます。
今日のテーマ
ミナト
AI時代の追い風ラジオ、ナビゲーターのミナトです。

ミナト
前回は、ElevenLabs MCPによって、音声だけでなく音楽、画像、動画なども、AIとの会話から扱えるようになったことをお話ししました。
ミナト
今回は、その業務活用編です。
ミナト
架空の会社の広報担当、田中さんに登場してもらいましょう。
まずは「30秒の動画を作って」と頼む
ミナト
田中さんが、新しいオフィスチェアを紹介するとします。

ミナト
手元には、商品写真と特徴をまとめた資料があります。
ミナト
そこで、ElevenLabs MCPを接続したAIアシスタントに、こんな依頼をします。

ミナト
「この商品の30秒の紹介動画を作りたいです。落ち着いた男性のナレーション。」
ミナト
「明るめのBGM。商品写真を使って、最後に商品名を表示してください。」

ミナト
公式には、1つの依頼をもとに、原稿、ナレーション、音楽、映像まで制作していく使い方も紹介されています。
チ
チナツ
つまり、今まで人がツールを行ったり来たりしていた部分を、AIにお願いできるんですね。

ミナト
そういうことです。
ミナト
生成したものはElevenCreativeのワークスペースに入り、必要ならStudioでタイムラインやナレーション、音楽を調整できます。
ミナト
ここで仕事の始まり方が変わります。

ミナト
白紙から作るのではなく、まず初稿を出してもらい、そこから判断する。
ミナト
という進め方です。
毎月作るなら「会話」だけで終わらせない
ミナト
ただ、田中さんの会社では、毎月新商品が出るとします。

ミナト
毎回「落ち着いた声で」「最後に商品名を出して」と説明するのも、だんだん面倒ですよね。
チ
チナツ
確かに。
チ
チナツ
それなら、作り方自体を覚えておいてほしいですね。
ミナト
そこで出てくるのが、ElevenCreativeのFlowsです。
ミナト
Flowsでは、画像、動画、音声、音楽などの処理を組み合わせて、制作の流れを作れます。

ミナト
さらに2026年9月26日の発表では、Flowsで作ったテンプレートをAPIから実行できる仕組みも公開されました。

ミナト
例えば、商品の画像と名前を入れる。
ミナト
決まった構成でクリエイティブを作る。
ミナト
ナレーションや音楽も組み込む。
ミナト
決められた形式で出力する。
ミナト
こうした流れをあらかじめ設計できます。

チ
チナツ
MCPでその場の制作を頼んで、繰り返す仕事ならFlowsやAPIで仕組みにしていく、と考えると分かりやすいですね。
ミナト
ここまで来ると、「AIで動画が作れる」だけの話ではありません。
ミナト
繰り返していた制作作業を、業務の流れとして設計できる。
ミナト
そこが企業にとって面白いところです。
では、人間は何をする?
チ
チナツ
そこまでできるなら、田中さんは確認するだけになりませんか?
ミナト
確認する。
ミナト
実は、その「確認」がかなり重要です。
ミナト
例えばAIが、「長時間座っても疲れません」というナレーションを作ったとします。
ミナト
ところが、それを裏付ける商品資料がなかったら、そのまま公開してよいでしょうか。
チ
チナツ
ダメですね。
チ
チナツ
商品の説明としては言い過ぎかもしれません。

ミナト
そうなんです。
ミナト
画像の色が実物と違う。
ミナト
商品の形状が変わっている。
ミナト
ブランドらしくない表現になっている。
ミナト
権利関係を確認したい素材が混ざっている。

ミナト
生成できることと、企業として公開できることは別です。
ミナト
だから私は、AIに制作担当を任せ、人間は編集長になる。
ミナト
くらいの考え方が、今は現実的だと思います。

ミナト
何を伝えるか。
ミナト
商品として正しいか。
ミナト
会社として出してよいか。
ミナト
最後の判断までAIに預ける必要はありません。
企業が試すなら、まず1本
ミナト
では、企業で始めるならどうするか。
ミナト
いきなり完全自動の動画制作ラインを作る必要はありません。

ミナト
普段作っている短い紹介動画を、まず1本選びます。

ミナト
原稿。
ミナト
ナレーション。
ミナト
BGM。
ミナト
画像や動画。
ミナト
どこまでAIで十分なのか。
ミナト
どこから人が手を入れる必要があるのか。
ミナト
実際に1本作れば、その境界が見えてきます。

チ
チナツ
そこで同じ修正を毎回しているなら、その部分をテンプレート側へ入れていくわけですね。

ミナト
そうです。
ミナト
MCPでツールをつなぐことと、会社の業務として安定して回すことは、同じではありません。

ミナト
まず試す。
ミナト
人が判断する場所を決める。
ミナト
そして、繰り返す部分だけ仕組みにする。
ミナト
この順番が大切です。
まとめ
ミナト
ElevenLabs MCPで変わるのは、動画を生成できることだけではありません。

ミナト
これまで人間が複数の制作工程を行き来していた部分を、AIとの会話からつなげられるようになったこと。
ミナト
そして、繰り返す制作なら、FlowsやAPIを使って業務の仕組みにしていけることです。
ミナト
人間は、ゼロから全部作ることより、何を作るか決め、正しいかを判断する仕事へ比重を移せる。
ミナト
企業で考えたいのは、そこだと思います。
次回予告
チ
チナツ
便利なのは分かりましたけど、発売前の商品情報をAIに渡して大丈夫なのかは気になります。
ミナト
そこは会社で使うなら避けて通れません。

ミナト
次回は、MCPを業務に入れる前に確認したい、権限、費用、そして情報管理。
ミナト
この3つを考えてみます。
お知らせ

ミナト
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ミナト
1つ思い浮かんだら、それがAI活用を試す候補かもしれません。

ミナト
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ミナト
8問、2分ほどで、目安が分かります。
ミナト
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ミナト
AI時代の追い風ラジオ、ナビゲーターのミナトでした。
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